1333年、後醍醐天皇は倒幕の綸旨(天皇の命令文)を発し、これに呼応した反幕府勢力は鎌倉を攻め落とし、140年余り続いた鎌倉幕府は滅亡した。だが、幕府最後の執権である北条高時の子、北条時行は諏訪に落ち延びていた。
そして2年後の1335年。北条時行は、諏訪の神官である諏訪頼重らに擁立され、鎌倉幕府再興を目指し、鎌倉奪還のための兵を挙げたのだった。
『中先代の乱』は、建武2年(1335年)7月の北条時行の挙兵に連なる一連の戦いをテーマにした2人用のゲームです。プレイヤーは乱の主導者である時行側、または乱を鎮圧しようとする足利尊氏側、いずれかの立場を受け持ちます。ゲームには当時の乱に関わった両軍の著名な武将が多数登場。ゲームで使用するカードには様々な作戦的選択肢が用意されていて、それらを用いることで彼らを存分に活躍させることができます。
プレイヤーは史実通り鎌倉を目指すことも、もしくは可能性を追求して京を目指すこともできるようになっています。時行、尊氏、それぞれの視点で歴史に挑んでください。
駒シート1枚(駒60個分)
マップ1枚(A3判)
カードシート1枚(16枚分)
解説書1冊(ゲームルール8ページを含む)
ゲーム名:中先代の乱(なかせんだいのらん)
プレイ人数:2人
プレイ時間:45分(ルール説明時間を除く)
ゲームデザイン:元亀争乱制作者
『中先代の乱』Q&A
質問:使用するカードは結局全て裏で捨てるのか? 表ではないのか?
回答:全て裏面を上にして捨てる、ということで合っています。
質問:尊氏が楠木正成や新田義貞を率いるのは違和感がある。
回答:はい。史実、楠木正成や新田義貞は京の警護を任されており、足利尊氏の指揮下にはありませんでした。ゲームにおいてはその点を反映し、黒帯の大将コマではなく白帯となっており、また統率力も足利尊氏と同じであるため尊氏とグループを組むことができなくなっています。しかし歴史の可能性として、史実では実現しなかった征夷大将軍の官職を尊氏が得た場合だけは可能としています。これについてはP23の解説も御覧ください。
質問:護良親王は退却できないということで合っていますか?
回答:はい。合っています。軍勢ではないため退却しません。
質問:6.2カードプレイ 足利直義が鎌倉で防御に参加した際に除去されてしまった場合、「護良親王殺害」のカードはプレイ可能でしょうか?
回答:はい、可能です。記載されている条件を満たしていれば、足利直義が除去されたか否かはイベントの実行に影響を与えません。史実でも直義は護良親王の殺害を命じただけで、直接手を下したわけではなかった(自身の生死にかかわらず実行されるように手配した)ためです。
質問:6.2カードプレイ 山札の残りが2枚以下の時に「諏訪の祝」のカードを使用した場合、山札の内容を確認できる枚数は残りの枚数にとどまるのでしょうか?
回答:はい。以下のように明確化いたします。
「山札を3枚」→「山札にカードがある場合、3枚まで」
質問:6.2.4攻撃時のルートの影響 防御側が損害を被った時、防御側の軍団に参加しなかった軍勢に損害を適用することは可能でしょうか?
回答:6.2.4記載の通り、損害は双方ともに戦いに参加している軍勢だけが被ります。したがって適用はできません(「防御側の軍団編成の例」も参照)。
(2025年8月1日)
ルール明確化:退却の際は、全ての軍勢を同じエリアに退却させます。
ルール明確化:北条側の勝利条件対象コマ(北条時行または諏訪頼重)と足利尊氏が同時に除去された場合は、両者敗北とします。
(2025年8月5日)
訂正:ルールR-7「防御側の軍団編成の例」の写真内で、バツマークの位置に誤りがありました。淵辺義博のバツマークは、正しくは足利直義に付かねばなりません。
(2025年8月18日)
特別寄稿「歴史ボードゲームとは何か?」(堀場 亙)
歴史記事「中先代の乱」(樋口隆晴)
人物紹介「北条時行」(なまえしゅういち)ほか
商品名:歴ボド第1号
発行:株式会社IED
編集:コマンドマガジン編集部 ボードゲーム係
定価:3,300円(本体3,000円+税10%)
発売日:2025年7月20日
JAN:4580080700435
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